その他|刑事事件に関するQ&A

その他(Q&A)

質問

 
Q 以前勤めていた会社に警察から問い合わせがあったそうです。私が直接、何処の警察署で何という方からの問い合わせなのかを聞きましても、回答して頂けません。弁護士先生から聞いて頂ければ答えてくれるかもしれないと考え、この度はご連絡させて頂きました。 私自身、以前、警察にお世話になった事がありますが、以前の事でだいぶ年月が経っている事から心当たりが有りません。
 
A 問合せの内容について確認するとなると,元の会社か,警察に尋ねることになります。 しかし,一般論としては,弁護士が問い合わせたとしても,事情を話してもらえるかはわかりません。 元の会社について言えば,会社や担当者の方針があると思います。 警察について言えば,警察は,捜査中の事件については,なかなか情報を開示しません。 警察が情報を多少なりとも教えるときは,本人が自分の事件(被害者,犯人,関係者として)として相談や申告に行くときです。そのときでも,どの程度の開示がされるかは事案次第です。 ただ,ケースバイケースですが,事情がわかってくる場合もあります。 なお,10年ほど前に警察にお世話になったことがあるとのですが,そのときと今回の事件の内容の関連性にもよりますが,今回の件と関係がある可能性はかなり低いと思われます。
 
 
 

質問

 
Q 談合容疑ということで息子が逮捕され現在も拘留中です。昨日弁護士さんを尋ねたところ罰金になりそうだと言われました。こちらとしては金額よりも罰金刑=前科なのでまだこれからの息子にそこを何とかしてほしかったのです。今は息子や私たちの思いをくんでいただけてない事で疑問や不安でいっぱいです。現実ってこのようものですか?
 
 
A 弁護人から罰金の見込みであることを告げられたとのことですが,事案の詳細はわかりませんので,その結論が相当かはわかりません。 しかし,談合ということになると,特定の被害者がいる事件ではありませんので,弁護活動も難しいものになったと思われます。 その弁護人へ,息子さんがどのように話しているのか,現状はどういう状況なのか,不起訴になる見込みはないのか,尋ねてみてはいかがでしょうか。具体的に尋ねられれば,多くの弁護士は回答するものと思います。
 
 

質問

 
Q.「捜査段階での弁護活動」に付いて教えてください。私の知人が脱法ハーブと思われる物を所持していたら、警察に連行され調書を取られました。現在はハーブを科捜研に送られ、その連絡待ちです。科捜研とは刑事部に設置される研究機関と聞きました。この段階で起訴を回避するために「捜査段階での弁護活動」を開始する事は可能でしょうか?またその効果について教えてください。よろしくお願いいたします。
 
 
A.起訴を回避するための弁護活動とのことですが、その知人の方として、どのような方針で対応するのかが重要と考えます。
(1)所持が禁じられている薬物ではない、又は知らなかったと争うのか
(2)違法を認めた上で、事件に関する状況や、今後の更生を目指すことなどから、起訴の回避を目指すのか
かならずしも相互に矛盾する考え方ではありませんが、これらの考え方に沿って、捜査機関を説得する材料を集めたり作ったりし、良い事情を積み重ねていくことになります。
 
 

質問

 
Q.私は、現在、生活保護で、簡易宿泊所で生活しています。未使用の注射器と薬物が少々付着したストローを押収され、簡易裁判所より、罰金刑を受けました。
当然、全額を支払う事が出来ません。労役場に行かなければいけないか?行った場合、病院から薬は受け取り出来るのでしょうか?また、生活保護は、どうなるのか?
 
 
A.罰金の全額を支払うことができなければ、労役場に行かなければなりません。ただし、事情によっては、分納を認めてもらえる場合もあります。
薬等の治療についても、現状と全く同一の治療が継続できるかはわかりませんが、治療が受けられなくなることはありません。
生活保護については、労役場に留置されている間は不要ですので、その間、停止されることになります。

執筆者

ヴィクトワール法律事務所

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