占有離脱物横領罪で逮捕される?事例・罰則について弁護士が解説
占有離脱物横領罪とは 占有離脱物横領罪(遺失物横領罪)とは、遺失物、漂流物その他占有を離れた他人の物を横領したときに成立します。 占有離脱物とは、占有者の意思に基づかずにその占有を離れたもので、誰の占有にも属さないものを…
これって共犯?共同正犯との違い、罪に問われるケースを弁護士が解説
共犯とは 共犯とは、複数人が共同して犯罪を行うことを言います。 共犯には、共同正犯、教唆犯、幇助犯があります。 共同正犯 刑法第60条には、「2人以上共同して犯罪を実行した者は、すべて正犯とする。」と定められています。…
客引きって何?迷惑行為条例違反?!内容と罰則について弁護士が解説
客引きとは 客引きとは、相手方を特定して飲食店等の営業所の客となるよう勧誘する行為を指します。キャッチとも呼ばれ、人の進路を妨害したり、執拗につきまとうなどして来店を促した場合には、罪に問われる可能性があります。 客引き…
その遺言書あやしくない?遺言書偽造とその対応について弁護士が解説
遺言書の種類 遺言書とは、遺言者(被相続人=相続される人)の最終的な意思表示を記した書類のことをいいます。 遺言者が遺言書を残した場合は、自分の財産を意に沿った形で相続人に相続させることができます。 遺言書は、被相続人の…
闇金業者が逮捕されたら?貸金業法・出資法違反について弁護士が解説
「闇金」とは 「闇金」とは国や都道府県に貸金業を営むために必要な登録せず、貸し付けを行う違法な業者のことを指します。昨今ではSNSで「審査なし」「即日融資」などを謳う業者や個人が簡単に貸し付けを行うケースも増えており、闇…
賭博罪にあたるのはどんな行為?構成要件を弁護士が解説
賭博罪とは 賭博とは「①勝敗が偶然の事情により決定されること、②その勝敗により財物や財産上の利益の得喪を争うものであること。」とされています。 この両方が認められると賭博罪が成立することになります。 ①「偶然の事情」とは…
会社の営業秘密を盗られた!?不正競争防止法に精通する弁護士が解説
先日、回転寿司チェーンを運営する会社の社長が、以前勤めていたライバルチェーンの営業秘密に当たる商品原価や仕入れ値のデータを不正に持ち出したなどとして、不正競争防止法違反の疑いで警視庁に逮捕されるという事件がありました(令…
子供の置き去りは犯罪?保護責任者遺棄罪について元検察官の弁護士が解説
保護責任者遺棄罪とは 保護責任者遺棄罪は、老年者、幼年者、身体障害者又は病者を保護する者が、遺棄し(場所的転移の移置又は置き去りの両方の行為を含む。)、又は生存に必要な保護をしなかったこと(不作為)について罪に問われます…
少年法とはなんですか?
少年法とはなんですか? 少年が犯した罪に対する罰の扱いは 社会では、犯罪をした人間には、それに応じた罰を与えます。それにより、更生をさせるようにしたり、罰が与えられるようなことはしてはならないと抑止する目的があります。罰…
知的財産権と刑事罰
知的財産権と刑事罰 知的財産権の基礎知識を身につけよう 知的財産権は、企業もしくは個人が所有する「情報」に対して与えられる権利です。知的財産権の代表的なものとしては、特許権、商標権、著作権が挙げられます。この3つの権利は…