450万相当の宝石を窃盗したが、弁護士の対応により不起訴になった刑事事件の事例

窃盗事件の事例

450万相当の宝石を窃盗したが、不起訴になった事例

【事案の概要】

依頼者は,勤務する宝石店の金庫から数度にわたり約450万円の宝石を窃取しました。窃取した宝石は,一部転売されていました。依頼者は,被害会社の社長から,「絶対に許さない。」旨の言葉を伝えられたことから,当事務所に相談・依頼されました。

 

【経過・結果】…不起訴処分

当職は担当検察官と接触し,被害宝石を特定の上,粘り強く被害会社及び転売先会社と交渉しました。被害弁償の原資が少ないため,何度も分割払いで対応いただけるよう,被害会社及び転売先会社の顧問弁護士と交渉し(示談契約において分割払いを認めてもらうことは比較的稀です。),最終的に,分割払いの許可を得る代わりに公正証書を作成する形で,三社間の示談契約(宥恕文言(「許します」という文言)付き)が締結されました。それを担当検察官に提出し,依頼者は,不起訴処分となりました。

執筆者

ヴィクトワール法律事務所

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