傷害事件で長期勾留になりそうだったが、弁護士の対応により不処分にできた刑事事件の事例

傷害事件の事例

傷害事件で長期勾留になりそうだったが、不処分にできた事例

【事案の概要】

大学の新入生歓迎コンパ後,同コンパで同席した先輩が通行人グループに絡み,少年はそれに加勢してしまったため,相手方3名にそれぞれ全治2週間程度の怪我を負わせました。少年は,大学1年生で必修授業が多かったため,長期間勾留されてしまうと留年が必至でした。

【経過・結果】…不処分

本件の獲得目標は,①勾留阻止と②少年審判における不処分でした。
①勾留阻止については,長期間の勾留は少年の留年につながる可能性が高いことを示す資料を意見書に添付して,検察官・裁判官と面会した結果,共犯者が犯行を否認しているにもかかわらず,勾留却下決定(勾留阻止成功)を得ました。
②少年審判において,相手方との示談は,成人の刑事事件ほど重視されないとの指摘もありますが,少年の反省を示すためにも,相手方との示談に注力しました。相手方及び相手方弁護士との約4か月にわたる粘り強い交渉の結果,示談が成立し,少年審判でも,少年に前歴として,別件の傷害保護事件があったにもかかわらず,不処分を得ました。

執筆者

ヴィクトワール法律事務所

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