メール質問集

質問

かなり酔っていた夫は、コンビニに入ろうとした。そのとき、見知らぬ男性が、夫を後ろから押しのけて店に入ってきた。夫はそのまま歩き進んだが、その男性は夫に向かって攻撃的な口調で早口で何か言ってきた。夫は振り返り、男性に言い返した。男性はその間も攻撃的な口調で夫に何か言い続け、夫は男性に近寄った。男性はとても怒り、攻撃的だった。男性は片手をあげ、今にも夫を突き離そうとしたために、夫は自らの身を守るために、男性の胸のあたりを両手で押した。男性は後ろに2歩ほどよろけた。男性は夫に向かって歩き進んできたため、夫は攻撃されると思い、自らを守るために、男性の首のあたりを両手で抑えた。男性は抵抗できない格好になり、怒りはおさまってはいない様子ではあったが、攻撃的な口調は止まった。その後、夫はコンビニから出て帰宅した。男性はその場で警察を呼んだ模様。
後日,警察官5、6人が家宅捜索にきた。令状があるとの口頭伝達のみで、令状の目視確認は夫も私もせず。夫は、男性とトラブルを起こし、手を出したことを認めた。警察はその日に着用していた衣服と靴の5点を押収。警察車両で夫と私は警察署に任意同行した。その後それぞれ取り調べが始まり、供述書、証拠写真2枚が夫に間違いないことを認め、サインをした。供述書、証拠写真1枚に本人確認のサインをした。
上記の件に関して、夫が一方的に暴行被疑事件の被疑者にされたことに怒りを覚え、相被疑事件にする方法と相手男性から夫へ謝罪を要求する方法を教えて頂きたい

回答

本件の現場で相手の男性が先に攻撃の姿勢を見せていたということであれば,ご主人は正当防衛(やむを得ずに最小限の反撃をすること)で罪とならない可能性があります。また,相手の男性の“攻撃の姿勢”しだいでは,こちらからも暴行罪等で被害届を出すといった方法が考えられます。
その他,本件においては,ご夫婦に対する警察官の対応(令状を示していないこと等)が適法,適切だったかという問題もありますので詳細をうかがわせてください。
 

質問

友人が覚せい剤取締法違反で逮捕されました。使用と譲渡で、初犯になります。流れとして、友人の先輩が尿検査をされ陽性で先輩は逮捕されました。その取り調べの中で、友人から購入したことを認めたため、逮捕状が出されて、ガサ入れなどは無く、友人はイキナリ逮捕となりました。また、その際に友人は尿検査で陽性だったため、前述した使用と譲渡で逮捕という流れです。今回の相談内容として、友人は取り調べの中で、以前に私が定期的に購入していたことを供述しました。覚醒剤での逮捕は他の事件と比べ早期での釈放は難しいものと聞きます。当方は会社員ですので、逮捕されて起訴or不起訴されるまでに最大23日間身柄を拘束されることは致命的であり、務めている会社からは解雇処分を受け、家庭環境、友人関係などにも支障が出てくる可能性は非常に高くあります。
・普通であればガサ入れや任意出頭をまず求めて尿検査を促し、その結果を待って逮捕するか否かを判断するのでしょうか?
・私も前科はありませんが友人の供述のみで、いきなり逮捕状が請求される可能性は十分あるのでしょうか?
・仮に逮捕された際、薬物反応や物的証拠がでない場合であっても、不起訴になるまで早期釈放はされないものでしょうか?また自白および過去のメールなど、状況証拠があれば起訴されることはあるのでしょうか?
・覚醒剤の時効を考えると半年前の購入でも黙秘するべきでしょうか? または疑いをかけられている犯罪を犯したと認めると、警察官としては証拠の隠滅や逃亡のおそれがないと判断され釈放されやすくなるのでしょうか?
・今後の私の対応として、何をどうするのがベストな結果になるでしょうか?

回答

・普通であればガサ入れや任意出頭をまず求めて尿検査を促し、その結果を待って逮捕するか否かを判断するのでしょうか?
⇒捜索差押(がさ入れ)をされる可能性は有ります。
・私も前科はありませんが友人Bの供述のみで、いきなり逮捕状が請求される可能性は十分あるのでしょうか?
⇒友人Bの供述のみで逮捕する可能性は,低いと思います。
・仮に逮捕された際、薬物反応や物的証拠がでない場合であっても、不起訴になるまで早期釈放はされないものでしょうか?
⇒また自白および過去のメールなど、状況証拠があれば起訴されることはあるのでしょうか?
もし逮捕されてしまうと,早期釈放は容易ではないと思います。
・覚醒剤の時効を考えると半年前の購入でも黙秘するべきでしょうか?
⇒または疑いをかけられている犯罪を犯したと認めると、警察官としては証拠の隠滅や逃亡のおそれがないと判断され釈放されやすくなるのでしょうか?
認めた方が,釈放されやすくはなります。しかし,認めたとしても20日間勾留されることも十分考えられます。
・今後の私の対応として、何をどうするのがベストな結果になるでしょうか?
証拠が友人の供述のみであれば,不起訴の場合もあるとは思います。
一旦逮捕されると,早期釈放は容易ではありません。
 

質問

トラックの運転手に車を傷付けられました。その時に警察で聴取して器物損壊として被害届を受理されてます。加害者は支払う気があると言ってますが、事件当日や電話で話す態度が気にくわなくて納得いってない部分もあります。告訴して刑事裁判にしたいのもあるんですが、警察の人は告訴したら検事が判断するから詳しくは分からない事を言われました。初めての事なので弁護士に相談した時のお金の支払いは自分ではなく加害者に請求することは出来るのか。裁判を起こしたら加害者に勝つことができ前科をつけさせることが出来るのかと思ってます。

回答

器物損壊罪は故意犯(わざと行ったことを処罰する犯罪)なので,お気持ちは分かりますが,刑事事件として相手を処罰してもらうことは簡単ではないと考えます。
 

質問

私は障害があり、以前、障害年金で足りない分の生活保護を受給していました。半年間、就労不可のところ無理をして働き、脱却しました。なぜ無理して脱却したかと言うと、彼氏と結婚を前提に同居したかったからです。福祉事務所に彼氏の存在は隠して保護廃止にしました。廃止月に仕事を辞めて彼氏と同居になったため、それ移行は無収入になります。不可解に思われ、いろいろ調査されるかもしれません。ここしばらくは、頻繁に通って家事などを手伝い、半同棲の状態でした。金銭的な援助は一切受けていなかったのですが、それを客観的に証明できるものはありません。これが発覚すれば、実名報道され、逮捕されるのでしょうか。

回答

「過去の半同棲期間中における生活保護の“不正受給”が疑われるおそれ」をご心配されているものとお察しします。
もっとも,ご自宅にも居住実態があったことからすれば,あくまで半同棲は半同棲であり,彼とが(生活保護の受給単位である)同一世帯であったと認定される可能性は低いものと思われます。
そうすると,ご自身の収入のみが世帯収入としてカウントされますが,金銭的な援助も受けておられなかったとなれば,収入を偽っていたことにはなりません。なお,他人からのあらゆる金銭的な援助を受けていなかったことまでを客観的に証明する義務はありません。逮捕され実名報道等される可能性は低いものと思われます。
 

質問

私の友人が勤めている会社に警察の強制捜査が入りました。社長の指示で、顧客に損が発生した売買報告書を作成して送付しています。会社は、ノミ行為を行い、顧客の財産を飛ばすという行為を行っており、この事実は知っていました。社長が詐欺で逮捕された場合、わたしも同罪ですか?

回答

①実際にどのようなノミ行為を行っていたか,
②ご自身が会社においてどのような地位にあったか,
③被害者数被害額はどの程度か等によって,今後の状況は変わりうるところです。
 

質問

現在夫が逮捕され、これから裁判を受けるに当たって質問したい。夫が職務質問された際尿の提出を求められ、警察署の方に尿を提出したのだが、本人は覚醒剤を使用していたため、結果を聞かずにそのまま逃亡してしまった。その後、別件で警察署に連れて行かれ、再び覚醒剤を使用していたため、そのまま逮捕となってしまった。覚醒剤の事件が二つ重なってしまった場合というのは、一つの事件と比べて、どのくらい増えてしまうのでしょうか。ちなみに、夫は今まで覚醒剤で刑務所に入ったことがあります。

回答

二回の使用について起訴されることよりも,過去に同種前科があることの影響の方が大きいと考えます。
詳細な事情がわからないので正確なことは申し上げづらいですが,単純な使用であれば,前刑と同程度の刑となるのではないでしょうか。
 

質問

タイにあるマンションを購入しましたが完成後既に2年経ちますがまだ登記が出来ません。海外の案件でも対応可能ですか?

回答

日本とタイ,どちらの民法・会社法等が適用されるかといった問題があると考えられます。詳細な事情をおうかがいしたいので,一度,事務所においでください。

弁護士にメールで相談

ご質問がある方は、ご遠慮なくメールで質問して下さい。 サイトに掲載するという条件の下、メール相談(無料)を受付けます。 メール相談フォームはこちら(https://vict-keiji.com/contact/
 

執筆者

ヴィクトワール法律事務所

刑事事件について高い専門性とノウハウを有した6名の弁護士が在籍する法律事務所です。

毎年500件以上のご相談が寄せられており、高い実績にもとづいた最良のサービスを提供いたします。

豊富な実績を元に刑事事件に関するコラムを掲載しております。

お気軽にお問合せ、ご相談ください。03-5299-5881 お気軽にお問合せ、ご相談ください。03-5299-5881 メールでのご相談はこちら