刑事事件の傍聴について

刑事事件の傍聴について

裁判は原則公開の法定で実施されています。

刑事事件における裁判などは、一般人にはあまり馴染みが無く、弁護士などは別として、一般人の人は裁判の傍聴にいくということは滅多にないと思います。ですが、裁判は、対審及び判決は公開の法定でこれを行うと憲法に定められているように原則公開でおこなわれているので、刑事事件の傍聴に行きたいと思えば、裁判所にいけばいつでもどんな裁判も傍聴することが出来るといえます。刑事事件の裁判といっても、無銭飲食や下着泥棒といった簡単な裁判から、死亡事故の裁判など様々な裁判が行われているので、自身が興味がある刑事事件の裁判を傍聴して見ると、馴染みのない司法の世界を知ることが出来ますし、弁護士の弁護活動をみているとなかなか面白いといえます。
 

裁判の傍聴をする際の注意点はどのようなものがあるのか

刑事事件などの裁判を傍聴するに当たっては、裁判所敷地内では、写真撮影や録音等はできないということを知っておくことが必要です。
これは、法廷内だけでなく,庁舎内廊下、庁舎外の前庭なども全て含むので注意が必要です。録音は出来ませんが、裁判所の法廷内でメモをとることは出来るので、メモを取れるものを持っていくことは問題ないといえます。また、法廷内及び法廷前の廊下では、私語などは厳に慎むことが必要です。厳正な心理をしているのですから、当然のことですが、裁判所の中はいつもとても静かです。また、心理の邪魔をしないように、携帯電話の電源は法廷に入る前に切って置くことも大切で、各法廷の入り口には「傍聴についての注意」という注意書きが掲示されているので、法廷に入る前に一読しておくといいといえます。裁判の審理に妨害を与えないようにする心配りが傍聴をする人間には大切といえます。
 

裁判を傍聴するために必要な手続き等について

刑事事件判を傍聴したいと思った時に、どのような手続が必要なのかと思う人も多いと思います。刑事裁判の傍聴など一般の人ではする機会など滅多にないですし、弁護士や検察官がいる法廷を傍聴しに行こうと思うと緊張してしまうものです。
結論的には、裁判の傍聴には特別な手続は全く要りません。裁判所に入る時に、身分確認もないので、自由に裁判所に入って、法廷に傍聴に行けばいいだけです。
裁判所の入口や、法廷の外には、審理予定の刑事事件などの裁判の時間や事件名が掲載されているのでその一覧をもとに傍聴したい事件を選んで、法廷に入れば問題ありません。公開の法廷で行われる裁判は、民事事件、刑事事件のいづれに関わらず、誰でも傍聴することが出来るので特別な手続きはありません。

執筆者

ヴィクトワール法律事務所

刑事事件について高い専門性とノウハウを有した6名の弁護士が在籍する法律事務所です。

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